ホームページ制作の流れを解説|初めてでも分かるWEB制作の進め方
- 5月28日
- 読了時間: 11分

はじめてホームページ制作やWeb制作を依頼しようとしている方のほとんどが、こんな不安を抱えています。
何を準備すればいい?
制作会社にはどうやって発注すればいい?
どれくらい費用・料金がかかる?相場は?
納期はどれくらい?スケジュールは?
修正は何回できる?
失敗しないために注意点は何?
制作会社の選び方・選定基準がわからない
初めて依頼する方が不安に感じるのは当然です。
Webサイトの制作は、契約・打ち合わせ・デザイン・コーディング・テスト・公開と多くの工程があり、制作会社とのコミュニケーションも密に必要です。
流れを知らないまま進めてしまうと、「思っていたのと違う」「修正コストがかさんだ」「納品後にトラブルになった」というケースも起こりえます。
このページでは、ホームページ制作・Web制作の依頼から公開・運用まで全8ステップの流れを、各工程で「何をするか」「なぜ必要か」を含めてわかりやすく解説します。
ホームページ制作の全体像

Webサイト制作の流れは、大きく8つのステップに分かれます。
STEP | フェーズ | 主な担当 | 目的 |
STEP 1 | 企画・設計 (ヒアリング・要件整理) | 両社 | 目的・方向性の明確化 |
STEP 2 | 調査・分析 | 制作側 | 競合・SEO・導線の把握 |
STEP 3 | 戦略設計 | 制作側 | KPI・ペルソナ・構成の設計 |
STEP 4 | ワイヤーフレーム設計 | 両社 | 情報設計・認識合わせ |
STEP 5 | デザイン | 両社 | UI・UX・ブランド表現 |
STEP 6 | 実装・開発(コーディング) | 制作側 | システム構築・CMS設定 |
STEP 7 | テスト・動作確認 | 制作側 | 品質担保・クロスブラウザ確認 |
STEP 8 | 公開・運用・保守 | 両社 | 公開後運用・改善・集客 |
「公開して終わりではない」というのが、成果につながるホームページ制作の大前提です。各ステップを丁寧に進めることで、スムーズな進行と高い成果を実現できます。
制作会社への依頼前に知っておきたいこと
■制作会社の選び方・選定基準
ホームページ制作・Web制作を依頼する際、制作会社の選び方は非常に重要です。
制作会社によって得意な領域・体制・費用が大きく異なります。選定の際は以下を比較・検討するとよいでしょう。
契約前に確認すべき注意点
発注・契約の前に、以下を必ず確認してください。
修正回数・修正範囲の取り決め
納品物(データ・ソースコードの所有権)の帰属
公開後の保守・運用サポートの有無と費用
スケジュール・納期の根拠
追加費用が発生する条件
これらをあいまいにしたまま進めると、後々のトラブルにつながります。
契約前にしっかり認識合わせをしておくことが失敗を防ぐ最大の対策です。
STEP 1|企画・設計(ヒアリング・要件整理)
■何をする?
初回ヒアリングの実施(ヒアリングシートを活用)
目的・ターゲット・必要ページ数の要件整理
ヒアリング内容の確認・合意形成
スケジュール・WBS(工程表)の作成
■なぜ必要?
目的が曖昧なまま制作を進めると、「おしゃれだけど成果が出ないWebサイト」になりやすいです。
最初のヒアリング・要件定義の段階で「誰に・何を・どう伝えるか」という目的設計を明確にすることが、問い合わせにつながるホームページを作るための出発点です。
ここで認識合わせが不十分だと、デザイン・コーディング工程に入ってから「イメージと違う」という状況が発生し、修正コストが膨らむ原因になります。
制作会社との打ち合わせに臨む前に、以下を整理しておくと、スムーズな進行につながります。
お客様に事前準備いただきたいこと
ホームページの目的(集客・採用・ブランディングなど)
ターゲット・想定ユーザー
参考にしたいWebサイトのURL(2〜3件)
予算の目安・希望納期
既存サイトのリニューアルの場合は、現状の課題
この段階でスケジュールと役割分担(どちらが何を担当するか)を文書化しておくと、後々の問題を予防できます。
STEP 2|調査・分析
■何をする?
競合調査・ベンチマーク分析(同業他社のWebサイトの構成・導線・CTAを調査)
SEOキーワード調査(ターゲットユーザーがどんな言葉で検索しているかを把握)
ユーザー行動の導線確認
現状サイトのアナリティクス分析(リニューアルの場合)
■なぜ必要?
成果が出ているWebサイトの傾向を分析し、ユーザー行動を設計するためです。
競合調査・ベンチマーク分析をすることで、業界内での自社の差別化ポイントが見えてきます。また、SEO対策の観点では、この段階でキーワード戦略を決めておかないと、公開後に検索流入が見込めないWebサイトになりかねません。
Webマーケティングの視点を持った制作会社であれば、この分析フェーズでしっかりと競合・ユーザー・市場を調べた上で戦略を立てます。
「デザインだけ作ってほしい」ではなく、「集客・コンバージョンにつながる設計から任せたい」という方は、この工程に力を入れている制作会社を選ぶことが重要です。
STEP 3|戦略設計
■何をする?
KPI・コンバージョンポイントの設計(何を目標数値とするか)
ペルソナ・ユーザーストーリーの作成(どんな人が・どんな状況で・何を求めてくるか)
サイトマップ(必要なページ構成)の設計
導線設計(ユーザーをどう動かすか)
■なぜ必要?
「誰に・何を伝えて・どう行動してもらうか」を整理する、最も重要な工程のひとつです。KPIを設定せずにWebサイトを作ると、公開後に「何が成功で何が失敗かわからない」状態になります。
コンバージョン(問い合わせ・資料請求・予約など)に至るまでの導線設計を、制作前にしっかり組み立てることが「成果を出すための設計」の核心です。
ペルソナ設計では、「30代・製造業の経営者・スマートフォンで検索・費用感を知りたい」のような具体的なユーザー像を作ることで、デザイン・コンテンツ・CTAの方針が一本化されます。抽象的なまま進めると、後工程で「誰向けのサイトか」という迷いが生じ、方向性がぶれやすくなります。
また、サイトマップの段階で必要なページ構成・コンテンツを整理することで、制作工数・費用・納期の見通しが立てやすくなります。
STEP 4|ワイヤーフレーム設計
■ワイヤーフレームとは?
建築でいう「設計図」のようなものです。
デザインする前に、各ページのレイアウト・情報の配置・ボタンの位置・導線を整理した骨組みです。
色やフォントは入れず、「何をどこに置くか」だけを決めます。
■何をする?
各ページのレイアウト・情報配置・CTA位置の設計図を作成
ユーザーの視線・行動の流れに沿った導線の確認
お客様にワイヤーフレームを確認・修正いただく
確認ミーティングでの認識合わせ
■なぜ必要?
この工程があることで、デザイン着手後の大幅な修正コストを削減できます。
ワイヤーフレームの段階であれば、「この情報はもっと上に持ってきたい」「問い合わせボタンをここに入れたい」という変更は低コストで対応できます。
しかしデザイン・コーディングが完了した後に構造を変えようとすると、修正範囲が広がり、スケジュール・費用の両方に大きく影響します。
また、ワイヤーフレームを共有することで、制作会社とお客様の間の「頭の中のイメージのズレ」を事前に解消できます。
認識合わせのための最も重要なアウトプットのひとつです。
ワイヤーフレームをしっかり作る制作会社は、「スムーズな進行」と「修正トラブルの防止」を大切にしているという証拠でもあります。
STEP 5|デザイン(Webデザイン・UI・UX)
■何をする?
イメージボード・トーン&マナー設計(色・フォント・雰囲気・ブランド方針)
トップページデザイン案の作成・確認・修正(最大3回)
下層ページデザインの作成・確認・修正(最大3回)
スマートフォン表示(レスポンシブ)の考慮
■Webデザインは「見た目」だけじゃない
Webデザインは「おしゃれにする」だけが目的ではありません。
成果を出すためのUI・UX設計が含まれます。
読みやすさ・見やすさ:情報の優先順位を整理し、ユーザーが迷わず読めるレイアウトを設計
余白の使い方:詰め込みすぎず、視線を誘導するための余白設計
CTAの設計:「問い合わせる」「資料を見る」などのボタンを、ユーザーの行動導線に沿って配置
トーン&マナーの統一:色・フォント・雰囲気をブランドに合わせて統一することで信頼感を演出
スマートフォン対応(レスポンシブ):現在は検索の大半がスマートフォン経由のため、PC・スマートフォン両方での見やすさが必須
デザイン案の確認時は、「好みか嫌いか」だけでなく「ターゲットユーザーに刺さるか」という視点でフィードバックするとスムーズです。
STEP 6|実装・開発(コーディング・CMS設定)
■何をする?
HTML・CSS・JavaScriptを用いたフロントエンド実装
トップ・下層ページのコーディング
レスポンシブ対応(スマートフォン・タブレット表示の最適化)
CMS設定(更新しやすい管理画面の構築)
動的ページ・データベース設計
お問い合わせ・資料請求・予約フォームの実装
各種機能・システム実装
SEO初期設定(title・description・OGP設定)
STEP 7|テスト・動作確認
■何をする?
クロスブラウザチェック(複数ブラウザでの表示確認)
スマートフォン・タブレット表示確認
フォーム送信テスト(送信・自動返信・管理者通知の確認)
リンク切れチェック
誤字脱字チェック
表示速度・セキュリティの確認
動作確認(各種機能が正しく動作するか)
■なぜ必要?
せっかく作ったWebサイトでも、フォームが届かない・スマートフォンで崩れている・リンク切れがある、では信頼を損なうだけでなく、コンバージョン機会も失います。
公開前の徹底的なテスト・動作確認は、Webサイトの品質を担保するための重要な工程です。
特にクロスブラウザチェックは、ブラウザによって表示が異なるケースがあるため、主要なブラウザ・OSでの確認が必要です。また、フォームの送信テストは、実際に送信してメールが届くかまで確認します。
この工程をしっかり行う制作会社は、品質管理への意識が高い証拠です。
「テストしないまま公開した」という問題は、後から発覚するとトラブルにつながります。
STEP 8|公開・運用・保守
■何をする?
公開作業
完成版の最終確認・修正対応
本番サーバーへの移行・公開(リリース)
インデックス登録(Google Search Consoleへの登録)
動作確認・最終チェック
公開後運用・保守
Googleアナリティクス・Search Consoleによるアクセス解析
運用マニュアルの作成・共有
SEO対策・コンテンツ追加
定期的な保守・セキュリティ更新
改善・リニューアルの検討
■「公開して終わりではない」
ホームページは公開がゴールではなく、改善を続けることで成果につながります。
Webサイトを公開した直後は、Googleにまだ認識されていない状態です。Search Consoleへのインデックス登録・サイトマップの送信を行い、検索エンジンにサイトを認識させることが公開後の最初の作業です。
その後は、アナリティクスでアクセスデータを分析しながら、コンバージョン率の改善・コンテンツの追加・SEO対策の強化を継続的に行うことで、集客・獲得の効果が高まっていきます。公開後運用までサポートしてくれる制作会社・パートナーを選ぶことが、長期的な成果への近道です。
また、定期的な保守(プラグインのアップデート・セキュリティ対策)を行わないと、サイトが乗っ取られるリスクがあります。公開後の保守体制についても、発注前に確認しておきましょう。
ホームページ制作の期間・スケジュールの目安
制作期間はサイトの規模・機能・お客様からの素材提供スピードによって変わります。
規模 | 期間の目安 | 主なケース |
小規模(5〜10ページ) | 1〜2ヶ月 | 店舗サイト・個人事業主・LP |
中規模(10〜30ページ) | 2〜4ヶ月 | 中小企業のコーポレートサイト |
大規模(30ページ以上・EC) | 4〜6ヶ月以上 | ECサイト・オウンドメディア |
リニューアル | 2〜4ヶ月 | 既存サイトの全面見直し |
■スケジュールが遅れる主な原因
原稿・写真などの素材提供が遅れる
確認・フィードバックのレスポンスが遅い
途中で要件・方向性が変わる
納期を守るためには、お客様側の確認・素材提供をできるだけ迅速に行うことが大切です。制作会社任せにするのではなく、発注側もプロジェクトの一員として積極的に関わることが、スムーズな進行のカギです。
失敗しないためのポイントまとめ
ホームページ制作・Web制作でよくある失敗と、その対策をまとめます。
失敗① 目的が曖昧なまま発注した
対策:「誰に・何を伝えて・どう行動してもらうか」という目的設計を最初に明確にする。KPI・コンバージョンを設定してから制作に入ること。
失敗② 修正が多発してスケジュール・費用が膨らんだ
対策:ワイヤーフレーム・デザイン確認の段階でしっかり確認・フィードバックする。
修正回数の上限を契約前に確認する。
失敗③ 公開したが集客できない
対策:制作前にSEO調査・競合分析を行い、検索流入を意識したWebサイト設計をする。公開後もSearch Console・アナリティクスで改善を継続する。
失敗④ 制作会社との認識がズレていた
対策:参考サイトの共有・ワイヤーフレームの確認・こまめな打ち合わせで、認識合わせを徹底する。
失敗⑤ 契約後にトラブルになった
対策:契約前に修正回数・納品物の所有権・保守費用・追加費用の条件を書面で確認する。
まとめ|成果を出すホームページ制作のために
ホームページ制作・Web制作は、「デザインを作る」だけではなく、戦略・設計・分析・開発・改善がセットになった取り組みです。
依頼から公開まで全8ステップを通じて大切なのは、次の3点です。
目的を明確にすること
KPI・コンバージョン・ペルソナを設計してから制作に入る
認識合わせを丁寧にすること
ワイヤーフレーム・デザイン確認の段階で十分に確認する
公開後も改善を続けること
「公開して終わりではない」という意識で運用・保守・SEO対策を継続する
Webサイトは、正しく設計・運用することで、問い合わせにつながる・採用につながる・ブランドを伝えるための強力なツールになります。
初めての依頼で不安な方も、リニューアルを検討中の方も、まずはお気軽にご相談ください。
ヒアリングシートをもとに、目的・予算・スケジュールを丁寧に確認しながら、成果を出すための設計から一緒に考えます。




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